夏向けのさっぱり系クレンジングバーム探し。ラフラ&バニラコ&ファーマシー
じめじめした日が続きますね。週間天気予報を見ても雲と傘マークばかり。本格的な夏まではまだ数週間かかりそう。
さてさて、今日は夏に向けて買ってみたさっぱり系クレンジングバームを3つご紹介します。メイク落としは基本的にクレンジングバーム派だけれど、洗い上がりがヌルッとするものは苦手。日本のクレンジングバーム市場の先駆けともなったDUOのバームは全種試したことがあるのですが、夏限定のアイテムでさえ仕上がりの「膜張ってます」感が気になって、ダブル洗顔不要なのにも関わらず追加で洗顔をしちゃってました。
こっくり系がとにかく苦手なので、夏に使うバームは特に洗い上がりに気をつけたい。潤いはその後のスキンケアでプラスするから、保湿は重視していなくて結構。そしてメイク落ちがいいものを!ということで気になるアイテムを3つ買ってみたので、使用感やメイク落ちを比較していきたいと思います。
RAFRA バームオレンジ ホット&フレッシュ
まずは日本のスキンケアブランドのラフラから。ラフラといえばオレンジ色のバームが有名ですよね。柑橘の香りが爽やかだし、マッサージしているとじんわり温かくなってくるのも気持ちいいし、何より「ダブル洗顔不要なのに気持ち洗い足りない…」感がない。ちょっと目にしみるのが残念だけど、アイメイクはポイントメイクリムーバーを使うことで回避すれば問題なし。気に入って過去に3個くらい使ったかな。
先月発売された夏限定のホット&フレッシュは、「新感覚の温感・涼感クレンジング」というのがうたい文句。マッサージ中にぽかぽか温かくなってくるのは今まで通りですが、息をスッと吸ったときに涼しさを感じます。そのあと水で乳化させるとさらにひんやり。「涼感」であって「冷感」ではないので、キーン!つめた!!みたいな冷たさはないですが(笑)、夏にぴったりな爽やかな洗い心地。
仕上がりはオリジナルのバームオレンジ同様、ダブル洗顔の必要性なんてまったく感じないくらいすっきり。難点は、涼感成分であるメントールが原因で、目に入ってしまうと刺激が強いこと。目のまわりは避けることをおすすめします。
「ラフラ バームオレンジ ホット&フレッシュ」現品購入ページ
BANILA CO Clean It Zero Cleansing Balm Pore Clarifying
お次は韓国ブランド、バニラコのクリーン・イット・ゼロ。このシリーズは肌悩みに合わせて5種類のバームが出ています。全肌タイプ対応のオリジナル(ピンク)は過去にレビュー記事を書いていますので参考までに。パッケージリニューアル前のだいぶ古い内容ですが。
今回は今年3月に発売されたグリーンの容器、ポア・クラリファイングを買ってみました。古い角質や毛穴汚れをオフすることにフォーカスしたバームで、アルファヒドロキシ酸(AHA)、サリチル酸(BHA)、そしてカプリロイルサリチル酸(LHA)を配合しています。「酸」というだけあって、敏感肌の方向けではないなという印象。ザ・さっぱりな洗い上がりで、ダブル洗顔は不要なのだけど試しにしてみたら、肌がめちゃくちゃつっぱりました(笑)。
特別目にしみることもないですし、メイク落ちも問題なし。ひたすらさっぱりを求めている方には最適です。無香料なので香りを楽しむことはできませんが、香料を気にする方にはむしろありがたいのかも。
「[BANILA CO] Clean It Zero Cleansing Balm Pore Clarifying 100ml」現品購入ページ
Farmacy Green Clean Makeup Removing Cleansing Balm
3つめは最近話題のアメリカ発ナチュラルスキンケアブランド、ファーマシー。このクレンジングバーム、前から使ってみたかったんですよね!関根りさちゃんがYouTube動画のクレンジングバーム29個レビューで(29個とかさすが…)イチオシしていて、やっぱりこれはもう買うしかないじゃん!と思い購入。Sephoraはもちろん、LookfantasicやCult Beauty、Beautylishなどで購入できます。
こちらもさっぱりな洗い上がりですが、低刺激性なので肌がつっぱることもなく、敏感肌や乾燥肌の方でも使えます。もちろん目にもしみません。ヒマワリ油とショウガ根油が肌の乾燥を防ぎつつ濃いメイクもするんと溶かし、パパイン酵素が古い角質を優しくオフ。さらにライムの爽やかな香りもイイ!!
このバームはもはや欠点がわかりません。前述の2つよりも価格が高いことくらい?大人気なのも納得がいきます。
「FARMACY Green Clean Make Up Meltaway Cleansing Balm 100ml」現品購入ページ
クレンジング力を比較してみた
すでに勝者を発表してしまった感がありますが、メイク落ちやテクスチャの比較のため、一応クレンジング写真も撮ってみます。検証に使ったのはエクセルのカラーラスティングジェルライナー(クランベリー)、イラマスカのPowder Eye Shadow(Bronx)、そしてHuda BeautyのLiquid Matte(Bombshell)。
クレンジングバームをのせてみたところ。ラフラは半透明のジェル状、バニラコとファーマシーは薄緑のシャーベット状。2年前にバニラコのオリジナル(ピンク)のレビューをしたときは、肌にのせた瞬間に溶け始めていたけれど、今回はそんなこともなく結構固め。オリジナルとポア・クラリファイングでは固さが異なるのかな?それとも前回は8月にレビューしたから気温の問題かな…?
くるくるとマッサージしてなじませているところ。量を多くとりすぎてしまったので下の2つは溶け残りがあるように見えますが、しっかりなじませれば完全にオイル状になります。微々たる差ではあるけれど、ファーマシーのほうがバニラコよりも溶け切るのが早かったかな?
洗い流したところ。バニラコとファーマシーはきれいさっぱり落ちているのに、ラフラだけアイライナーが残っている…!ラフラはただでさえメントールが目にしみやすいのに、アイメイクを落とそうとしっかりしっかりクレンジングなんかしてしまったら、目に激痛が走りそう。うーん、やっぱりラフラはポイントメイクリムーバーが必須かな。
3アイテムの比較まとめ
ということで、3つのクレンジングバームのまとめ。価格は購入する店舗やサイトによっても変動があると思うので、私が購入したときの価格で比較します。
ラフラ | バニラコ | ファーマシー | |
---|---|---|---|
内容量 | 100g | 100ml | 100ml |
購入価格 | 2,970円 | 1,290円 | 3,619円(26.67ポンド) |
香り | オレンジミント | 無香料(かすかに人工的な香り) | ライム、ベルガモット、オレンジ |
なじみやすさ | ◎ | ○ | ○ |
クレンジング力 | △ | ◎ | ◎ |
目や肌への刺激 | 目にしみる | 肌がつっぱりやすい | なし |
洗い上がり | さっぱり | 超さっぱり | さっぱり |
スパチュラ保管 | なし | 内蓋にセット | 内蓋にセット |
価格さえ気にしなければファーマシーの優勝!!バニラコは脱脂力がかなり強いのが気になるけど、コスパが良いと思います。ラフラはブルーの見た目や香り、マッサージ中の温感&涼感は良いのだけど、目にしみたりクレンジング力が弱かったり、あとスパチュラの保管場所がないのがマイナスポイント。外蓋も少し丸みを帯びているから、蓋の上にも乗せられないんだよね…いつの間にかなくしそう。
ちなみに…excelのジェルライナー、すごくいいよ
最後に、今回検証に使ったエクセルのカラーラスティングジェルライナーについて語らせてください。
これ、とにかく落ちにくいので、もう5本以上リピートしています。「スルスル描ける」と人気のキャンメイクのクリーミータッチライナーよりも、デジャヴュのラスティンファインクリームペンシルよりも、エクセルのほうが断然好き。思い返せば私がYouTubeデビューした頃(6年前)に出したリキッドアイライナー10本比較の動画でも、エクセルのロングラスティングアイライナーEXが優勝していました。エクセルはアイライナーを作るのが得意だと思うんだよね、うん。
海外ブランドだったらMarc Jacobs BeautyのHighlinerが神だと思ってます(笑)。