香水沼1年目。オリエンタルな香り好きがこの1年で購入した香水たち
令和元年は、私にとって香水沼元年でもありました。
昨年末あたりから、急に香水に興味を持ち始めた私。今まで香水を使っていなかったわけではないのですが、自分の好みの香りをきちんと把握できていなかったこともあり、失敗が多くあまり得意ではありませんでした。「流行っているから」「好きなアーティストがプロデュースしたから」という理由で買ってみては、キツさに酔ってしまったり。
でも1年前に「私の好みの香りはオリエンタル系だ」ということが把握できてから、香りモノが一気に好きになりました。今まで敬遠していた分、反動でなんでも試してみたくて仕方がない!そして本場の香水の価格帯に驚愕(笑)。
香水にハマり出したきっかけとか、どこで情報収集をしたのかとかは後日ご紹介するとして、今日はこの1年で購入した香水を列挙したいと思います。アジアンとか中東っぽい香り、仏壇のような香り、スパイシーさと甘さが混ざり合うような香りが好きな私が購入したものなので、ものすごく偏りがあるかもしれませんが、同じような好みの方の参考になればいいな。
Sylvaine Delacourte Paris
まずはちょうど1年前、去年の11月に購入したシルヴェーヌ・ドゥラクルトの香水から。このブランドは日本に上陸していないので通販オンリーですが、サンプルのセットがあるのが良いところ。フランスから送料無料で配送してくれますし、対応も早い!
Travel Set – Valkyrie & Vanori
トラベルセット 7.5ml×4 (ヴァルキリー×2、ヴァノリ×2) $90
サンプルで10種類の香りを試した結果、私が気に入ってトラベルサイズを購入したのがこの2種類。バニラコレクションの中のヴァルキリーとヴァノリです。1年前は100mlのフルボトルか7.5mlのトラベルサイズの二択しかなかったけれど、今は30mlも発売されているので、次買うときは30mlがいいな。
ヴァルキリーは試した10種類の中で1番のお気に入り!バニラコレクションではあるけれど甘ったるいバニラではなく、ベルガモットやライム、ビターオレンジのフレッシュさが心地よい香り。フレッシュといっても青臭いまではいかず、絶妙に優しい大人な感じ。肌寒い雨の日に無性にこの香りをまといたくなります。
ヴァノリはヴァルキリーよりもあたたかみがあるというか、晴れの日に使いたい香り。香料としてはグレープフルーツ、プルメリア、ジャスミンなどが使われていて、エキゾチックなフローラルの香りの中にかすかにバニラが見え隠れする、といった感じかな?
ちなみにムスクコレクションはどれも苦手でした。もしかしたら私はムスクがダメな人間かもしれない…。
「Valkyrie Eau de Parfum」現品購入ページ
Abel
アベルは今年3月、新宿のノーズショップで購入しました。香水初心者なのにいきなりニッチフレグランスに手を出すという(笑)。
天然の香料だけを使う、100%ナチュラルなオランダのフレグランスブランドで、シンプルなボトルデザインとキャップがマグネット式でカチッと閉まるところがお気に入り。
Cobalt Amber Eau de Parfum
コバルトアンバー オードパルファム 15ml 9,000円(税抜)
腕に吹き付けた瞬間、ピンクペッパーとカルダモンの香りがガツンときます。そのあと時間を置くごとにカカオやトンカビーン、アンバーの甘さが顔を出す感じ。このスパイシーさと甘さのバランスが絶妙で!こちらも暑い日よりは肌寒い日に使いたい香り(オリエンタル/グルマン系って、基本寒い日向けだよね…笑)。スパイスの効いたホットドリンクを思い出すというか…チャイティーが好きな方は気に入るんじゃないかな??
15mlで9,000円なので結構高い部類だと思うのだけど、これは本当に好き。今回ご紹介する中で自分的に1番総合評価が高い香水かも。
M·A·C
今年のゴールデンウィークにアウトレットで購入。「ザ コスメティックス カンパニー ストア」というエスティローダー直営のショップがあって、エスティローダー傘下のブランドコスメがアウトレット価格で購入できます。M·A·Cも同じ系列なのでお安くゲットできました♪
Lady Danger Shadescents Eau de Parfum
シェードセンツ レディ デンジャー 50ml 6,500円(税抜) 生産終了
レディデンジャーは2017年に発売されたもので、今はもう生産終了しているそう。嗅いだ感想は「重たい」「濃厚」「まさにオリエンタル」といった感じ。チェリーの香りも入っているようなのですが、私にはよくわからないな…?とにかく重くてウッディでお香の香りもして、春に購入したものの活躍したのは秋でした(笑)。50mlでも多いんだよな、30mlにして欲しいなー!
DOLCE & GABBANA
ドルチェ&ガッバーナは7月に購入。ドルガバのフレグランスはライトブルーが1番有名だと思うのですが、私は使ったことがありません。バラエティショップでよく安売りされているのを見かけるせいか、なんとなくチープなイメージ(良くない先入観)。
Light Blue Sun Eau de Toilette
ライトブルー サン オードトワレ 5ml 9,800円(税抜)
夏に使える重すぎない香りを探していて、6月に夏季限定として発売されたこちらを購入。太陽が描かれた外箱が可愛かった(同じ柄のビーチタオルもいただいた♪)。
まずトップに爽やかなレモンが弾け、徐々にジャスミンやプルメリアなどのフローラルが香り、最後にはアンバーやバニラの甘さが出てきます。ココナッツウォーターの香料も入っているようなのですが、「甘さがある」ということしか判別できない…(笑)。トワレなので半日しか香りが持たないし、涼しい室内にいるともっと濃厚な香りが恋しくなったりもするのですが、真夏の普段使いとしては良かったです。ふわっと軽く香る程度なので、香害扱いはされなそう。
Jo Malone London
ドルガバに引き続き、こちらも夏に合う香りを探して手に入れたジョーマローン。人気の香りから順番に試したり、店員さんと話していて感じたのは、私は甘さへの耐性が強く、逆に青々しい香りは感じ取りすぎてしまう傾向があるということ。1番人気のイングリッシュぺアー&フリージアは「ウリ感がすごいんですけど」と思ってしまったし、今回紹介する香りも店員さん曰く「甘さはある」そうなのですが、私にはすごく爽やかで夏向けに感じたし。
Mimosa & Cardamom Cologne
ミモザ & カルダモン コロン 30ml 8,800円(税込)
店員さんに「甘い」と言われた正体は、ミモザかラストノートのトンカビーンかな?ただ私には「甘いの部類に入らない」程度のレベルで、むしろ大人っぽさを感じます。それよりもカルダモンのちょっと柑橘っぽい爽やかさ、そしてスパイシーさのほうが印象に残ります。「私はカルダモンの香りが好きなんだ」と認識することができた香水です。
夏向けに感じる爽やかな香水だけれど、ドルガバのライトブルーサンと違ってこちらは物足りないとは感じませんでした。たぶんライトブルーサンは途中から甘さが香ってくるから「もっと甘さが欲しい」と思ってしまうけれど、こちらは終始爽やかだから中途半端に欲が出ないというか、これはこれで完成形として受け入れられるというか(笑)。
Miller Harris
ミラーハリスは、10月に新宿で開催されたフレグランスイベント「イセタン サロン ド パルファン」で購入。この香りはすでにサンプルで知っていて、いつか現品を買おうと決めていたやつ。
Lumiere Dorée Eau de Parfum
ルミエール ドーレ オーデパルファム 50ml 12,500円(税抜)
ルミエールドーレは「朝の太陽の光」をイメージした、フローラル&シトラス系の爽やかな香り。手持ちのフレグランスの中でこれが1番オリエンタルからかけ離れているかも…。トップはベルガモットやビターオレンジの柑橘系が香り、徐々にネロリやジャスミンが漂ってきます。アロマにありそうな、エッセンシャルオイルのような香りと言ったらいいかな?私の中でのこの香りのイメージは「5月の軽井沢、コテージで迎えるのんびりした朝」。購入したのが秋なのでまだあまり使えていないけど、春になったらたくさん使うんだ♪毎年恒例の軽井沢旅行にも連れて行くんだ♪(笑)
Guerlain
「イセタン サロン ド パルファン」ではゲランでもお買い物しました。本当はグルマンコキャンというラム&チョコレートな香りの香水に惚れたのだけど、そっちは75mlの一択で35,000円だったので、もうちょっと少なめ&安価で似たような系統の香りはないですかと尋ねて提案していただいたのがこれ。
L’Art et la Matière Spiritueuse Double Vanille (Drop)
ラール エ ラ マティエール ドゥーブル ヴァニーユ (ドロップ) 20ml 7,900円(税抜) シース 1,400円(税抜)
ドゥーブルヴァニーユはラム&バニラの香り。これはもうさすがゲラン様としか言いようがないというか、安っぽい甘ったるいバニラ感がまったくない、深くて大人なバニラの香り。大好きなオリエンタルの要素もしっかり入っていて、ほんのりスパイシーなピンクペッパー、ウッディなフランキンセンスが香ります。そして私の肌ではラムが強めに出るので、余計に大人っぽさが感じられる。これはもう四六時中嗅いでいたい…!!
20mlのミニサイズ「ドロップ」は伊勢丹新宿店限定のアイテムで、シース(さや)とセットで販売されています。シースの色は9色から選べるので私はベージュをチョイス。イベント期間中でイニシャルも刻印してもらえました♪筆記体の「H」、見えるかな?
「Spiritueuse Double Vanille」現品購入ページ
SHIRO
今年秋のリブランディングで、ネット上では否定的な声が噴出していた新生SHIRO。でも店舗に行くと普通に盛況で、「前のデザインに戻して」「もう買わない」と騒がれていたのが嘘のよう。私はロゴの変更は特に気にしていないけれど、ボトルがクリアじゃなくなってしまって残量が見えなくなったのは残念かな。
Vanilla Eau de Parfum
バニラ オードパルファン 40ml 3,800円(税抜)
11月に発売された、数量限定のSHIROのバニラ。4,000円とお手頃価格だったのでなんとなく買ってしまいました。バニラアイスのような若すぎる甘さではなく、ちゃんとウッディな香りもするのですが…ゲランの奥深さを知ってしまったあとに試すべきではなかったですね…。大人なラムが香るゲランのドゥーブルヴァニーユに対し、こちらのバニラはハニー感、焦がしキャラメル感が強め。しっかり香るし持続時間も長いので、この香りがドンピシャの方にはすごく良い商品だと思います。私は…買う順番を間違えたなと。
MOLTON BROWN
最後はおなじみのモルトンブラウン!Lookfantasticのビューティーボックスによくシャワージェルが入っていて、どの香りもとっても素敵なので(洗い心地はあまり好みじゃないけど)、香水もきっと素晴らしいに違いない、とかなりの期待を抱いていました。しっかり香りを試してから購入したかったので、通販ではなく東京駅の直営店でお買い上げ。
Bizarre Brandy Eau de Toilette
ビザ―ブランディ オードトワレ 100ml 14,000円(税抜)
11月1日に発売されたクリスマス限定コレクションの1つ。ビザーブランディはブランデーをイメージした香水で、一言でいえばホリデー感がすごい。吹き付けた直後はジンジャーやカルダモンのスパイシーな香りが弾けて、徐々にコーヒーとかブランデーとかメープルとか、「クリスマスツリーとキャンドルと暖炉」を思い浮かべるような香りが広がります。ブランデーと言ってもお酒感は強くなくて、むしろメープルの甘さのほうが際立っているかな。この香りを嗅ぐだけで気分がワクワクしてくるし、無駄にクンクンしてしまう。クリスマス前の今時期に使いたい香水No.1です!
来年はもっと香りの幅を広げたい
この1年で購入した香水の総数は9ブランド10アイテム(サンプルたちは含んでません)。好きな香りばかりなので順位をつけるのは難しいのだけど、クリスマス前の今使いたいのはビザーブランディ、冬全体ならドゥーブルヴァニーユ、オールシーズンならコバルトアンバー、そして周りのウケを気にするならルミエールドーレかな?
全体的にオリエンタル/ウッディ/グルマン系ばかりになってしまったけれど、来年はここからさらに香りの幅を広げていきたいな。まだ知らない系統の香りもたくさんあるだろうし、もしかしたら苦手だと思い込んでいた香りが好きになるチャンスもあるかもしれない。
お財布と相談しつつ、香水沼2年目に突入したいと思います♪